今回は探偵に向いている人と向いていない人というテーマで記事を書いていこうと思います。
結論から言うと「探偵に向いている人」とは【集中力】や【度胸がある人】で、反対に「探偵に向いていない人」とは【じっとしていることができない人】といった特徴があります。
探偵という職業は探偵社の社員になったとしても独特な働き方や業務内容から「向いている」「向いていない」がハッキリ出る職業なので項目別に解説していきます。
どんな人が探偵に向いてる?
それでは早速ですが、どんな人が探偵に向いているのかを理由と共に紹介していきます。
集中力がある
探偵の仕事は張り込みが必要不可欠なので、数時間1ヶ所を監視することができなければいけません。
常に100%で集中している必要はありませんが、すぐに注意力が散漫してしまう人は張り込みをしていても「見逃し」をしてしまう可能性があるので集中力がある人は探偵に向いています。
人の顔を見分けるのが得意
監視している建物から人が現れた時、状況によっては限られた時間でそれが調査対象者なのか別人なのかを判断しなければいけません。
初めて現場に入る案件では依頼者様から提出いただいた画像や写真だけで人物の判別をしなければいけない為、人の顔の特徴や体格などを捉えて判別する能力が高い人は探偵に向いています。
車の運転が得意
徒歩尾行はそれほど難易度は高くありませんが、車両尾行の際は「車線変更」や「割り込み」などを駆使しながらなるべく目立たないように追尾する必要がある為、運転時に落ち着いて周りの状況を把握できるぐらいの運転技術があると良いです。
度胸がある
探偵として調査を行う際、バレてはいけないというプレッシャーから消極的になってしまうと失尾の原因になってしまうので、弱気にならずにどんな状況でも冷静な判断を求められる職業でもあります。
また、時に大胆な方法で撮影や情報収集を行うこともある為、それを実行できる度胸がある人は探偵に向いています。
毎日同じことの繰り返しが苦手
探偵の仕事は毎日同じことをする訳ではなく、案件内容も違えば現場の状況も違います。
「毎日決まった勤務時間と決まった業務内容でルーティン化できた方が楽でいい」という人もいますが、「毎日同じことの繰り返しじゃつまらない」という人は探偵に向いています。
探偵に向いてないのはどんな人?
では逆に探偵に向いていないのはどんな人でしょうか?
向いている人の反対の項目に当てはまる人は探偵に向いていない訳ではなく、向いていないと言えるのは下記のような項目に当てはまる人です。
朝が苦手
案件によっては早朝や深夜に調査を行うこともあります。
早朝から現場に向かうこともあるので目覚ましをかけても起きられない人という人は探偵として働くことはできません。
私の周りにも朝起きるのが苦手だという探偵は多いのですが、そういった人は前日遅くまで寝ておいて夜は寝ずに現場に向かうことで対応しています。
じっとしているのが苦手
探偵業務で最も多くの時間を占めるのが「張り込み」なので車内で数時間じっとしているのが苦手で集中力が保てないという人は探偵には向いていません。
張り込み中は耳が空いていることは多いので、音楽やラジオなどを聴きながら集中力を切らさないように対策したり、講義音声などを聴いて勉強している探偵もいます。
判断力がない
判断力に関しては現場経験を積むことで補えることもあるのですが、それでも初めての状況で判断をしなければいけない時はあります。
そういった時に判断に時間をかけてしまうと証拠撮影や尾行に間に合わなくなってしまうのですが、現場での判断は現場にでている調査員しかすることができないので判断力がないと自覚するレベルの人は探偵には向いていません。
一流の探偵に求められるスキル
ここからは向いている向いていないというよりも、この能力が高いと探偵の中でも一流と言えるというものを紹介していきます。
洞察力が高い
一流の探偵は調査対象者のささいな行動や身に付けている物や手荷物などからも情報を収集します。
例えば調査対象者が接触した人物が既婚者かどうかもそうですが、同じものやシーンを見ていても洞察力が高い人間と低い人間では得られる情報量が違ってきます。
もちろん依頼者様からすれば同じ料金と期間依頼した時に得られる情報量が多いに越したことはないので最終的な満足度が変わってきます。
嘘が上手い
一流の探偵は時に身分を偽り相手や相手に近しい人物に接触して情報を得ることもあります。
もちろん違法性のあることはしませんが、探偵の仕事は方法を問わず情報や証拠を手に入れることなので時に【お金ではなく情報を盗む詐欺師】のようなものにもなります。
また、対象者や近隣住人などに不審人物として声をかけられた時にいかに誤魔化して凌ぐかという点にも繋がります。
そうした様々な状況に柔軟に対応でき、情報を得る為の作戦を考える能力が高いと探偵の中でも一流といえるでしょう。
頭の回転が早い
尾行中は相手の動きを見ながらバレずに追尾しなければいけない為、どうしても後手にまわることになります。
後手にまわりつつもいかに見失わないように相手の動きに対応するかという判断をしていかないといけないので、一瞬の判断を間違えると失尾に繋がることもあります。
そういった意味で相手の動きを予測しつつ瞬時の対応ができる頭の回転は一流探偵に必要なスキルであるといえます。
機械やネットに強い
これは調査現場でのスキルとは違うのですが、例えば既存のカメラや機器などを分解・改造してオリジナルカモフラージュカメラを製作している探偵もいますし、アプリやネットに精通していることでそこから情報を得ることができる能力が高ければ、それも一流の探偵といえるのではないでしょうか。
向いていても向いていなくても
年齢・学歴関係なく活躍できるのが探偵
ここまで「探偵に向いている人の特徴」「探偵に向いていない人の特徴」「一流の探偵に必要なスキル」などをご紹介してきましたが、基本的に探偵は年齢や性別・学歴など関係なく働ける職業です。
実際私は数十人の探偵と仕事をしてきましたが、「探偵に向いていない人の特徴」に当てはまる人も沢山いましたし、そうした人であっても調査業務は問題なくこなすことができてきました。
まずは自分の能力値を客観的に分析し、短所があればまずはそれを認識して受け入れた上でそれを補う為に経験を積んでいけばいいだけなので、「探偵をやりたい!」「やる気はある!」という方はぜひ多くの方のトラブルを解決できる探偵を目指してほしいと思います。
探偵になるにはどうすればいいの?という方は以下の記事に方法やお勧め度を解説しているのでご覧いただければと思います。